天沼教会に赴任し2年目となる高橋祐希副牧師によるメッセージを、聖書のみことばと共に毎月お届けします。ミルトスの白い清らかな花のようにキリストの香りを放つ、若手牧師のフレッシュな便りをお楽しみください。
『いとすぎは、いばらに代わって生え、ミルトスの木は、おどろに代って生える。これは主の記念となり、また、とこしえのしるしとなって、絶えることはない。』イザヤ書 55章13節
『わたしは、新しいいましめをあなたがたに与える、互に愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互に愛し合いなさい。』(ヨハネによる福音書13章34節)
イエス様は、わたしたちに『互いに愛し合う』ことを教えられました。この愛は、単なる感情や好意ではなく、意志とも言えるでしょう。そしてそれは、言葉によって表されるだけでなく、具体的な行動を伴うものです。
イエス様が示された愛は、無条件で犠牲的なものでした。その愛によって、わたしたちは罪から解放され、新しい命を与えられました。その応答として、この戒めに生きるとき、わたしたちはイエス様の御心を証しする者となります。
『互いに愛し合う』という戒めは、時に難しく思えるかもしれません。しかし、イエス様が示された愛を知るとき、わたしたちは自分の弱さを超えて他者を愛する力が与えられます。自分の利益を超えて他者を思い、仕えるための行動へと導かれるのです。
今日、イエス様の愛を思い起こしながら、身近な方々に心を向け、愛を示す時を過ごしてみませんか。それが、主の喜びとなるだけでなく、自分自身の心をも豊かにする道となるのです。